1 概要
東村山市では、市内の農業者を対象に「東村山市農業者クラブ」の組織を結成されており、毎年市内の農業経営者(2~3個所)の視察研修会が行われています。
令和5年度は、JA多摩湖町支部員の一部の方が開催している「たまこ朝市」が研修対象となりました。
その結果についてご報告させて頂きます。
2 研修日等
◆日 時 : 令和5年6月6日(月)16時から
◆場 所 : 第一仲よし広場(桜並木)
◆発表者 : たまこ朝市 代表 田口 博
◆研修者 : 当農業者クラブ30名、東村山市議会議員様20名の計50名
3 発表内容
たまこ朝市の発足要因として、商店の減少に伴い買い物が不便になったことの情報により、11名の農業従事者により野菜販売「たまこ朝市」を立ち上げました。
開業の準備として、会場の借用許可を得て、約5カ月に渡り会議等を持ち、陳列台の作成や必要な資料作成の調達を要しました。
第1回の開催では、約500点の野菜を準備して、出品野菜は露地栽培が支流でほうれん草、小松菜、ネギなど旬なものを出品し、大勢のお客が来場、短時間で完売となりました。
この売行きに対しスタッフもビックリ、開催して良かったなと感じたところでした。
各種取り組みでは、ロカスタによる出品紹介等の広報、キャッシュレス決済の導入、開催するメリットは、消費者に新鮮野菜が提供、アンケート満足度調査では、「新鮮野菜が買えて良かった」、「続けて欲しい」などと満足している様子が伺えます。
補助事業では、チャレンジ農業支援補助事業を活用、桜並木をイメージしたロゴマークを入れた横断幕、A型看板、帽子、Tシャツなど8点を購入、お客さんの反応も非常に綺麗だとの評価を得ています。
今後の課題は、集客の増大と品物との兼ね合いで需要と供給のバランスが問題として、いかに解消できるかを考えています。
以上のような、たまこ朝市で取り組み内容を発表しました。
4 質疑応答
質疑応答では、他の地域に無い取り組みや販売方法で素晴らしいと高評価を得ました。また、野菜収穫の端境期(はざかいき)はどうしているのか、の質問には、2月、3月の2ヶ月間は休止している。
キャッシュレス決済(ペイペイ)の比率はどのくらいか、約3割と回答した。
野菜以外の販売はしないのか、市へ借用申請した際、野菜以外の販売は許可出来ないとの回答であった。
今後、多くの皆様方にご利用して頂くため、新鮮野菜を提供させて頂きますので宜しくお願い申し上げます。